興味を持つということ
2015年7月 3日 (金)
今日で1学期の期末テストが終わりました。
午前中からけっこう激しい雨が降り続いて、交通機関にも遅れが出始めていたので、試験が予定通り終わったときには本当にほっとしました。
そんな午後、雨の影響もあって部活動も少し早めに終わった4時過ぎ、理系の大学~大学院に進んだ卒業生が二人、就職が決まったと報告に来ました。
彼等から、それぞれの就職する企業の分野について話を聞きました。
(昨日は今年30歳になる女性の卒業生が4人、それぞれ子どもを抱いて訪れてくれましたが、ほぼ毎日のように山手を訪ねて来る卒業生がいることは、本当に嬉しいことです。)
今日訪ねてくれた卒業生の一人はシステムインテグレーターに、もう一人はエネルギー関連の大手企業に就職が決まったとのこと。
採用試験の面接の話や大学で学んだこと、これからの環境などについて話をしました。こういう時間は楽しくて、ときを忘れてしまいます。
その中で「素数が解明されれば今のパスワードなんかは意味を成さなくなるんですよ」という話しに興味を惹かれ、手近にあったメモパッドに書いてもらいました。
メモパッドに書きながら「これ、どうするんですか?」と訊く彼に、私は「これを見た君の後輩たちが一人でも二人でも興味を持ってくれたら、素敵だと思わないか?」と答えました。
『セキュリティは素数が解明されると無に帰す....』
という訳で、先輩が書いてくれたメモの画像をアップしておきます。これを見た生徒諸君の中で私と同じく興味を持った人がいたら、是非どういうことなのか調べてみてください。数学の先生に聞いてみるのも良いでしょう。理解できるレベル(学年)の人も、まだ理解できるところまでいっていない人も、「興味に心が動かされること」が大切です!
普段接することのない人と接したり、普段全く考えない分野の話を聞いたりするチャンスは、とても貴重で素敵なことだと思いませんか?