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校長先生からのメッセージ

 2学期も無事終了し、明日から冬休みが始まります。  学期として一番長かった2学期、生徒諸君はどのような思い出を残すことが出来たでしょうか?  今でも、高2以下のクラスをまわると、山手祭のポスターや装飾の一部などが残されていることがあります。そこには、クラスみんなで目標と意識を共有し、一丸となって力を合わせたという証を、クラスの中にいつまでも留めておきたいという気持が見て取れます。  男子も女子もなく、お互いの差異を認めた上で、自然に協力関係を築きながら成長して行く3年間、あるいは6年間、自分で気づかないうちに、毎日色々な仲間から影響を受け、学び、吸収して行くことが、今の一人一人のかなりの部分をつくっているのだと思います。  一方、山手祭参加のなかった高3の教室は、入試関連の掲示物が多く見受けられます。高3生は、既に最後の通常授業を終え、教室に一同に会するのは、年明けの始業式・登校日と、卒業式を残すのみとなりました。今は、推薦入試等で既に進路が決まっている諸君を除いて、高3生全員が、間近に迫った決戦の日に向けて、気持の集中を図っているところだと思います。  創立者の松信幹男先生は、「教育は祈りである」とおっしゃいました。各学年の成長段階で、私たち教員は、保護者の皆様と同じように、生徒諸君一人一人が必ずや困難を乗り越えて、先へと進んで行くことを、祈らずにはおられません。

 気がつけば、21世紀も14年が過ぎようとしております。21世紀に初めて生を受けた子どもたちが、今の中学1年生ということになります。そして、中1生諸君が高3生になるときには、山手学院の生徒たちは、一部帰国留学生などを除き、全員が21世紀生まれということになるのです!

 時代が移り変わって行くスピードは、加速度的に速くなっているように思います。それでも、人間の成長と容量には、依然として一定の限界があるように思います。  何を残し、何を変え、どう生かして行くのかは、その時々の課題であり、個人としても社会としても、益々判断力とスピードを問われる時代になって行くことでしょう。  与えられた時間と環境と条件の中で、より良い結果を導き出すことを考えることは、大切であり、かつ面白いことでさえあるかもしれません。冬休みは、大人にとっても子どもにとっても、意外に忙しいもの。どうか、時間を上手に使って、満足感に満ちた年末年始となりますように。  年明け2015年1月8日の3学期始業式で、また会いましょう!

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