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2学期のはじめにあたって

 時間の使い方を考えるということ

 今日から2学期が始まりました。暑かった夏も、処暑(今年は8月23日)を迎えるころから、朝夕は涼しい日が続くようになりました。もちろん、9月に入っても、まだまだ暑い日があると思いますが、それでも、吹く風の中に、ふと、秋の気配を感じるようになりました。

 長いと思った夏休みは、毎年のことながら、「もう終わってしまったのか」という感想を持っている人が多いのではないでしょうか。

 

 始業式でも話しましたが、2学期は一番長い学期であり、夏の終わりから、秋、冬へと、季節が移って行く4ヶ月でもあります。ある意味で、何をするにも良い季節であるともいえます。

 山手学院のキャンパスは、自然に恵まれています。歩いていると、その空気の中に、光の射し方に、季節の移り変わりを感じることが出来るでしょう。

 スマートフォンの画面から顔を上げて、周囲を見てみませんか。顔を上げて、共に歩む友人の顔を見てみませんか。そこに、時間が流れて行くのを見ることができるかもしれません。成長を感じ取れるかもしれません。

 

 若いうちは、時間はたくさんあると思いがちで、「時間を潰す」「ヒマを潰す」ことを考えたりします。しかし、時間は留めようもなく、人や物の上を、サラサラと流れて行きます。

 限られた時間の中で、やり繰りする。与えられた環境と条件の中でベストを尽くす。そこをどう捉え、どうするかが、全てその後に影響してきます。

 努力をしないと、今日と同じ明日は来ないかもしれないのですが、多くの十代の人は、自動的に、今日と同じ明日が来るものだと思っています。だから、するべきことがあっても、「時間を潰す」「ヒマを潰す」という発想が出て来てしまうのではないかと思います。これが、自分で稼いで、日々の暮らしを立てなければならなくなると、そうも言っていられなくなります。

 

 この2学期、移り行く季節の中で、少し、自分自身の時間の使い方について考えてみませんか。使うべき時間を、上手に使えているでしょうか。君には、その先にどんな人生が見えるでしょうか。

 

 リターンビジット無事終了

 第39回を数える今年のリターンビジットは、7月19日(土)~8月2日(土)の2週間にわたり、アメリカのヤキマ・パスコ、カナダのカルガリー・メディスンハット・サスカツーンの5都市から、引率者(シャペロン)を含め、167名のゲストをお迎えして行なわれました。

 また、長らく北米研修プログラムの実施にご尽力をいただいた、カルガリーのロバート・マトソン氏にも、スペシャルゲストとしておいでいただくことが出来ました。

 

 予定された行事も含め、全体を通して、事故もなく順調に終えることが出来ました。また、今年も工夫を凝らしたカルチャーデイは、父母の会の皆様、ボランティアの生徒諸君の活躍もあり、大変好評のうちに終えることが出来ました。

 山手学院の北米研修プログラムは、正にこの『交流』あってのものであり、双方の生徒にとって、忘れがたい思い出になったことと思います。

 

 シャペロンの方々、この度ホストを引き受けてくださったご家族の皆様、リターンビジット委員会や父母の会の役員の皆様、生徒諸君、そして担当教職員など、多くの皆様のご協力に、心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

 

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