平成25年度へ向けて
2013年5月 2日 (木)
山手学院では、この春休み中に特に大きな事故もなく、無事に、始業式を迎えられほっとしております。子供達には、漫然と一日一日を過ごすのではなく、目標やら決意を持って毎日を過ごしてほしいと伝えました。私たちが迎えては送る今日という日は経験したことのない今日であり、この一日を過ごしてしまえば、もうやり直すことができない今日という日だということを。
今年は、山手坂のソメイヨシノの開花が例年よりも大変早く、4月当初には散ってしまい葉桜となってしまいました。しかし、満開の八重桜のもとで、始業式や入学式を挙行することができました。中学生202名、高校生512名、合わせて714名もの新入生を迎え、また、新しく着任された先生方8名をお迎えし、平成25年度がスタートしました。まさに、「別れの季節から出逢いの季節」へと季節が移り変わっていきます。人と人との出逢いもまさに「一期一会」、大切にしたいものです。
4月26日には、中学2年生・3年生、高校1年生・3年生がそれぞれ学年遠足に出かけ、事故なく無事に実施することができました。中学1年生は、5月10日・11日に一泊二日で中伊豆へ校外宿泊活動にでかけます。新しいクラスの仲間との親睦を深め、楽しい一時を過ごしてもらいたいと思います。第45回北米研修に出掛けていた高校2年生が2週間の長きにわたるホームスティを終え、4月27日に457名無事帰国をしました。教頭先生を始め引率された21名の先生方、添乗員の方々、準備段階での国際交流部の先生方のご苦労・ご尽力にこの場をお借りし感謝申し上げます。ありがとうございました。皆さんのお力があってこそ、他校には類を見ない山手学院の一番の特色である「北米研修」が45年間継続してきたのだと思います。親元を離れ日本を離れ、文化は勿論、気候・風土・習慣の違う、何より言葉が違う国で過ごした2週間の貴重な体験は、子供達の将来に何らかの形で必ず役立つものと確信しています。また、7月には、リターンビジットで日本を訪れる北米の高校生との交流により、相互理解が更に深まることを期待しています。
さて、一昨年度より、山手学院の更なる発展に向けて、学校評価システムを取り入れた学校運営に取り組んで参りました。皆様方のご理解・ご協力により、教育活動その他の学校運営の改善は次第に成果を出しつつあります。今年度も引き続き、学校評価システムを取り入れた学校運営に取り組みます。保護者の皆様方におかれましては、昨年度同様「学校評価アンケート」へのご協力をお願い致します。「生徒による授業評価」も実施し、生徒の視点に立った授業改善を更に進め、先生方の教科指導力の向上を図るとともに、生徒と先生方との信頼関係を一層深める中で、生徒が主体的に授業に取り組もうとする姿勢を育みたいと思います。また、各教科・科目で、今年度のきめ細かなシラバス(年間授業計画)を作成中で6月中旬には配布をする予定であります。
昨年度は、父母の会・同窓会・後援会、保護者の方々のご支援、ご理解・ご協力により、何とか無事に乗り切れた感があります。微力ながら、今後も山手学院の更なる発展に向け、教職員とともに汗を流していきたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。