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2学期がスタート

2学期がスタート!

 40日間の長い夏休みも終わり、2学期が始まりました。今年は地球温暖化の影響でしょうか記録的な猛暑で、連日30度を超える真夏日となり、部活動や夏季講習には大変厳しい日が続きました。9月に入っても当分の間、残暑が厳しいとの予報も出ていますので、各自充分に体調管理に気をつけて下さい。全国的には、海や川で溺れ死ぬなどの痛ましい事故や熱中症による死亡事故も多発した夏でした。山手学院においても、校外合宿中のある運動部員が熱中症により入院する事態となりましたが、幸いなことに次の日には退院することができ、大事には至りませんでしたのでホッとしているところであります。他には、特に大きな事故もなく、無事に始業式を迎えられ、2学期をスタートすることができました。まずは一安心です。

 本年6月着工した本校舎耐震補強工事は、来年1月完了予定です。この夏休み中は、本校舎を立入禁止とし、夏期講習は特別棟の教室で実施し、また、保健室及び女子更衣室は特別棟に移し、トイレ・製氷機の扱いなど部活動でも不便をかけたことと思います。本校舎外側に架設されている足場は、年内は撤去されることなく、各教室の窓は開閉できません。なお、従前のエアコンの撤去は終わり、2学期からは更新された新しいエアコンが使用可能となりました。

立ち入り禁止となっている工事現場内にくれぐれも入ることのないよう、まだまだ、不便をかけますが協力を是非お願いします。

リターンビジット無事終了

 第37回北米研修リターンビジットが、カナダのレッドディアとサスカツーン、アメリカのパスコとシャーロットの4都市から引率者(シャペロン)の方を含め、150名のお客様をお迎えし、7月21日~8月4日の期間行われました。大変蒸し暑い中ではありましたが、予定された行事も事故なく順調に実施することができました。カルチャーデイも熱気が溢れ大変盛り上がりました。北米の高校生諸君に限られた日数の中ではありますが、様々な体験を通して、異文化を体感し、言葉にできないすばらしい思い出と感動をプレゼントできたのではないでしょうか。言葉がうまく通じなくとも、心と心でお互いをわかり合う。リターン生・ホストのご家族・山手生にとって、一生忘れられない貴重な2週間だったことでしょう。

 シャペロンの方々、ホストのご家族、山手生、リターンビジット委員会や父母の会、担当教職員など、多くの皆様のご協力で無事終えることができました。ご協力をいただきました多くの方々に厚く御礼申し上げます。

 山手祭に向けて

 学院全体が盛り上がり、毎年4千人以上の来場者をお迎えして実施する山手祭まで、もう一ヶ月もありません。9月29日・30日に開催します。発表団体である各部活動や各クラスの展示・発表の準備は順調ですか。頑張って下さい。

 今年度の山手祭のテーマは『獅子奮迅』になりました。山手学院の校章であるフライングライオンと、今年度の山手祭がこれまでになく大きな改革のもとでより良いものとなるように、との願いが込められているそうです。飲食店展示・学年会企画の新設・実行委員会生徒主導の組織の改組など生徒会役員も新たな取り組みに向け頑張っています。みんなで一致団結し、学校生活のすばらしい思い出をつくろう!また、父母の会・後援会・同窓会の皆様方には、毎年、多大なご支援・ご協力をいただき、心より御礼申し上げます。今年もよろしくお願い致します。

「防災の日」について

 9月1日は「防災の日」です。大正12年9月1日、伊豆大島付近、相模湾北西部の相模トラフを震源とする海溝型大地震『関東大地震』が発生しました。この地震はマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一円を中心に、死者・行方不明者約14万2千名、家屋全半壊約25万4千件、火事で焼失した家屋は約44万7千件、山岳部では山崩れが多数発生し、海岸部では津波が発生し、大変大きな災害を受けた大地震でした。そのため、『関東大震災』と呼ばれています。9月1日は、その『関東大震災』を忘れない為に制定された、1年に一度しかない「防災の日」です。防災意識の再認識をする機会として、改めて心に刻んでほしいと思います。

 昨年3月11日に発生したマグニチュード9.0、震度6強から震度7の超巨大地震であった「東日本大震災」では、津波などにより海岸線で多くの方が亡くなりました。平成7年には、兵庫県を中心に阪神淡路大震災が起こりました。都市が大きな被害を受け、ビルや駅などの崩壊・高速道路の倒壊・神戸港の液状化現象による被害、その後の火災もあり、多くの方が亡くなりました。

 世界で起きるマグニチュード6以上の地震の20%は日本で発生しているそうです。地震大国である日本に住んでいる以上、地震は避けられません。東日本大震災の影響で、しばらくは日本各地で地震活動が活発化する可能性も高いそうです。先日、東海沖から四国沖の「南海トラフ」沿いで巨大地震が発生した場合、関東以西の30都道府県で最大32万3千人が死亡するとの被害想定が発表されました。神奈川県内も津波や建物の全壊等、相当の被害が想定されています。今後、官民一体で地震・津波対策を強化していくそうです。いざというときに、慌てないために様々な準備をし、心構えをしっかりとしておくこと。「天災は忘れた頃にやってくる。」という言葉があります。自然災害はいくら注意をしても、突然やってくるものです。しかし、「備えあれば憂いなし」です。被害を最小限にすることはできるはずです。

 大きな地震が起きたら、いざというときに何をすれば良いのでしょうか。まず、自分の身を守って下さい。自分の命は自分で守る。自分の身の安全を確保することです。慌てずに、落ち着いて。そして、自分の身の安全が確保できたら、まわりの状況をよくつかみ、火を消すなど、適切な対応が大切です。東日本大震災・阪神淡路大震災のときは、多くのボランティアの方が力を合わせて様々な協力・支援を行いました。皆さんも、いざという場合、自分の安全を確保できたら、まわりの人と協力をして手助けをしてほしいと思います。

 皆さんもいざというときのために、家族の集合場所、連絡方法、非常用の水、食料等の非常用持ち出し物の用意をしているか、その保管場所など、是非、家族で確認をしてみて下さい。また、広域避難場所についても、自宅の周辺や通学途上ではどこかなど確認してみて下さい。防災対策は「悲観的に準備をし、楽観的に行動する」がセオリーだそうです。

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