2学期がスタート
2010年9月 1日 (水)
2学期がスタート!
41日間の長い長い夏休みも終わり、2学期が始まりました。今年は記録的な猛暑で、連日30度を超える真夏日、ときには35度を超える猛暑日となり、部活動や夏季講習には大変厳しい日が続き、9月に入っても当分の間、残暑が厳しいようです。全国的には、海や川で溺れ死ぬなどの痛ましい事故や熱中症による死亡事故も多発した夏でした。幸いなことに山手学院では、特に大きな事故もなく、無事に始業式を迎えられ、2学期がスタートし、まずは一安心です。
皆さんには、1日1日を大切にして、今日という日をしっかりと生き、それを積み重ねていってもらいたいと思います。今日というこの一日は過ごしてしまえば、もうやり直すことはできません。勉強に学校行事に部活動にと悔いの残らないよう精一杯頑張り、すばらしい思い出を一杯つくって有意義に過ごしてもらいたいと思います。
学院全体が盛り上がり、毎年4千人以上の来場者をお迎えして実施する山手祭まで、もう後一月となりました。10月2日・3日に開催します。昨年は、新型インフルエンザの感染拡大により、学級閉鎖となって参加できなかったクラスや発表に支障がでたクラブもありましたが、今年は、今の所そんな心配もなく、予定通り実施できそうです。昨年度の分も含めて頑張って下さい。発表団体である各クラブや各クラスの展示・発表の準備は順調ですか。また、父母の会・後援会・同窓会の皆様方には、毎年、多大なご支援・ご協力をいただき、心より御礼申し上げます。今年もよろしくお願い致します。
「防災の日」について
今日9月1日は「防災の日」です。今から87年前の大正12年9月1日、午前11時58分、伊豆大島付近、相模湾北西部の相模トラフを震源とする海溝型大地震『関東大地震』が発生しました。この地震はマグニチュード7.9、震度6の規模で、南関東一円を中心に、死者・行方不明者約14万2千名、家屋全半壊約25万4千件、火事で焼失した家屋は約44万7千件、山岳部では山崩れが多数発生し、海岸部では津波が発生し、大変大きな災害を受けた大地震でした。そのため、『関東大震災』と呼ばれています。9月1日は、その『関東大震災』を忘れない為に制定された、1年に一度しかない「防災の日」です。防災意識の再認識をする機会として、改めて心に刻んでほしいと思います。
3年前の平成19年には、新潟県中越沖地震。15年前の平成7年には、兵庫県を中心に阪神淡路大震災が起こりました。ビルや駅などの崩壊・高速道路の倒壊・神戸港の液状化現象による被害、その後の火災もあり、多くの方が亡くなった大変大きな地震でした。過去の大地震の状況について、インターネットで調べるみることも必要なことではないでしょうか。横浜地区がかなりの被害を受けるであろうと予想される大地震は、何年も前から、駿河湾を震源とする東海地震と相模湾を震源とする関東大地震があります。また、東京・川崎・横浜における直下型地震、小田原方面の県西部地震においても、大きな被害をもたらすと言われています。東海地震と直下型地震は、いつ起きてもおかしくないと言われています。世界で起きるマグニチュード6以上の地震の20%は日本で発生しているそうです。いざというときに、慌てないために様々な準備をし、心構えをしっかりとしておくこと。「天災は忘れた頃にやってくる。」という言葉があります。自然災害はいくら注意をしても、突然やってくるものです。しかし、「備えあれば憂いなし」です。被害を最小限にすることはできるはずです。
大きな地震が起きたら、いざというときに何をすれば良いのでしょうか。まず、自分の身を守って下さい。自分の命は自分で守る。自分の身の安全を確保することです。慌てずに、落ち着いて。そして、自分の身の安全が確保できたら、まわりの状況をよくつかみ、火を消すなど、適切な対応が大切です。阪神淡路大震災のときは、多くのボランティアの方が力を合わせて様々な協力・支援を行いました。皆さんも、いざという場合、自分の安全を確保できたら、まわりの人と協力をして手助けをしてほしいと思います。
皆さんも家庭でいざというときのために、家族の集合場所、連絡方法、非常用の水、食料等の非常用持ち出し物の用意をしているか、その保管場所など、是非、確認をしてみて下さい。また、広域避難場所についても、自宅の周辺や通学途上ではどこかなど確認してみて下さい。防災対策は「悲観的に準備をし、楽観的に行動する」がセオリーだそうです。
地震や火山の噴火、豪雨などによる災害が発生し、電話が繋がりにくい状況になった場合、安否確認の伝言を録音できるサービスがあります。NTTの災害用伝言ダイヤル(局番なしの171)です。災害が起きたとき、あなたの状況を171に録音しておくと、家族などが被災地や避難場所やその他の地域から171を通して再生し、あなたのおかれている状況を知ることができます。詳しくは、NTTからのハローページかインターネットで調べて見て下さい。事前の契約は不要です。万が一のために、利用してみてはどうでしょうか。