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ビクトリア班報告

 4月10日(金)、18時05分に成田を出発した日本航空17便は、バンクーバー空港に現地時間10時45分に到着しました。そして、バス、フェリーと乗り継いでようやく16時30分、ビクトリアに到着しました。実に山手を出発してから約20時間が過ぎようとしていました。インターナショナルハイスクールの体育館には多くのホストファミリーが山手生の到着を待ちわびていました。その後、山手生とホストファミリーの名前が読み上げられ、緊張の対面を果たした生徒達はこれから2週間お世話になるホストファミリーの家庭へそれぞれ向かいました。
 土曜日、日曜日の2日間はホストファミリーと過ごし、13日(月)から通学が始まりました。午前中はインターナショナルハイスクールでのオリエンテーションとクラス(English language class)を分けるための会話のテストが行われました。一人ひとり緊張した面持ちで受けていました。
 午後はビクトリアを代表する庭園ブッチャートガーデンに行きました。ブッチャートガーデンは22万2600平方メートルの広さを誇る美しい庭園で、西海岸で最高の庭園として知られています。年間100万人を超える観光客が訪れ、日本庭園もあり、日本語のガイドブックも用意されています。生徒達は散策したり、写真を撮ったり、おみやげを買ったりと思い思いに楽しんでいました。
 ビクトリアは他の方面と違い山手生が8つのグループに分かれ、それぞれにカナダの先生がつき、コミュニケーションのスキルを高めるプログラムが組まれています。14日(火)から2週間のうち4日間の午前中はこのプログラムをこなし、午後は4つのグループに分かれて、ロッククライミング、ロイヤルBCミュージアム、ドラゴンボート・カヤック、海洋環境センターのアクティビティーを4日に分けて行いました。カヤックでは水に濡れた生徒もいましたがそれぞれのアクティビティーを思う存分楽しんでいました。また、カナダの先生方の評判も非常に良くお褒めの言葉をたくさん頂きました。
 15日(水)は現地の高校生の授業に参加し一日を過ごしました。とまどいも多かったようですがすぐにとけ込んで友達ができた生徒もいました。夕方の6時からは文化紹介とパフォーマンスを行うEvening culturalでした。多くのホストファミリーやEnglish language classの先生方が集まり、日本の文化を楽しんでいました。生徒達も、一生懸命英語で話しかけたり、呼び込みをしたりしていました。また、パフォーマンスでは剣道、空手を行い大きな拍手を浴びていました。
  16日(木)はカウチャン文化・会議センターとシェマイナスという世界でも有名な壁画の町を見学しました。カウチャン文化・会議センターでは園内に立ち並ぶ手彫りのトーテムポールの数々を見ながら順路に従って進み、一つひとつのポールにまつわる物語の説明を聞きました。生徒は何気なく見ていたトーテムポールの意味を考えながら真剣なまなざしでガイドさんの説明を聞いていました。
  18日と19日は最後の週末です。ホストファミリーとドライブに行ったり、生徒同士でショッピングに出かけたりと最後の週末を思う存分楽しんでいました。
 23日(木)の午前中は最後のEnglish language classの日で、午後は各グループ毎にプレゼンテーションを行いました。カナダと日本のファッションの違い、合唱、ダンスなどの熱演でした。現地の先生方からも大きな拍手を頂くと同時に、我々もこの2週間の成果を垣間見た瞬間でした。終了後、生徒一人ひとりに修了証が渡されました。
 こうして15日間に及ぶ北米研修ホームステイプログラムを無事に終えることができました。この2週間の異国での体験が、生徒一人ひとりの胸にしっかりと刻み込まれていることを信じて、山手学院は41年間北米研修を続けてきました。第41回北米研修実施に当たり、ご協力いただいた全ての方々に厚く御礼申し上げます。

団長:児玉 吉弘

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