中3 SDGs社会課題スタディツアー

7月8日(金)中学3年生の希望者が、SDGs社会課題スタディツアーに参加しました。午前中は2グループに分かれて都内の社会課題に取り組む二つの団体・企業を訪問。一つは依存症の方を支援する特定非営利活動法人ASK依存症予防教育アドバイザー塚原さん 、もう一つは障がい者雇用を推進し、ロスフラワー活用にも力を入れている花屋のLORANS代表の福寿さんです。これまで中3では難民支援・服役者の就業支援・ICTによる医療格差是正・グラミン銀行など様々な社会課題に取り組む方々のお話を伺ってきました。これから、実際に自分たちで課題を見出し、それに取り組んでいくにあたって、その「現場」に訪れ、自分の目で見て体感することをこの夏休みに行います。今回のスタディツアーはその皮切りとして、社会課題のスタディツアーを手がけるリディラバさんのツアーに参加しました。ASKの塚原さんのお話では、依存症がいかに身近な問題であるか、啓発ポスターやメディアが社会に植え付けてしまう問題について、さらに市販薬依存の当事者の方のお話(どのように依存症になっていったのか/どのように回復に向かっていったのか/社会復帰後、自助グループに参加している現在の様子 )などを聞くことによって、理解を深めました。LORANSの福寿さんのお話では、障がいを持つ方の就職がいかに難しく、また単調なお仕事しか与えられない現実の中で、LORANSではスタッフ65人中45人の方が障がいを抱えており、仕事の設計を徹底的に工夫することで誰もが自分自身の「花を咲かせる」生き生きとした仕事ができるようになっている職場の取り組みを学びました。午後は帰校してワークショップ。課題を現場から理想状態にしていくためにどうすれば良いか。問題の整理から提言までの過程を学び、チームで取り組みました。今後はそれぞれ様々なところに職場見学や体験、インタビューに出かけていきます。自分たちの持続可能な未来を作るため、多くの学びが得られる夏になることを期待します。

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